走った後のビールが美味しい季節になりつつあります。
朝から滝汗を流しヒィヒィ言いつつ、ラン後のビールを妄想しながらマイペースで走行距離をかせぐ毎日です。
もちろん、走る前は(飲みたくても)飲みません。
私の場合、ビールを飲むと「トイレに近くなるから」です。
だから、走る直前に飲むことはしませんが、寝て翌朝に走るというのなら、フツーに飲んでます。
でも、走る直前だけでなく、特に長距離を走るマラソン大会前などは、前日だけでなく一週間前くらいから禁酒した方が良いとか聞いたことがあります。
「部活中は水を飲んではいけない」といった、昭和の体育会のノリというか、大好きなお酒を我慢すれば好成績がゲットできる!という「精神論」なの?
それとも、何か根拠でもあるの?
そう思ってググってみた結果を簡単にまとめてみました。
ランニング前にお酒を飲まない方がよい理由
筋肉の回復が阻害されるから
アルコールを摂取すると、分解しようと肝臓が活発に動き始めるので本来の肝臓の働きが妨げられます。 それによりトレーニングにより傷められた筋肉の合成、回復が阻害され悪影響を及ぼします。 また、アルコールは、筋肉の育成に欠かせない成長ホルモンの分泌を抑制します。 この点からも運動後の身体の回復が妨げられると言えるでしょう。(参考:お酒好きランナーさんへ。マラソンとお酒の関係について!)
脱水症状を引き起こしやすいから
アルコールには抗利尿ホルモンを抑える働きがあります。抗利尿ホルモンとは、尿を作るのを妨げるホルモンです。この働きによって、体内の水分が尿として多く排出されます。口から摂取した水分以上の水分が尿として体外に排出されるため、飲酒後は体内の水分量が減少している状態です。
そんな状態でランニングをすれば、汗によってさらに体内の水分が減少し脱水症状を引き起こしやすくなります。(参考:飲酒後のランニングは危険!?何時間あければ大丈夫?)
日々の晩酌を楽しみにしている人も、本番の2日前あたりから飲酒は控えたい。アルコール分解に水が必要になるため、脱水状態になりやすいからだ。
マラソンは水分補給も大きなポイント。特にレース前夜は控えるように。(参考:レース2日前はアルコールは控えましょう)
心臓への負担が大きくなるから
お酒を飲むと心拍数が上がります。また、ランニングのような運動も心拍数を上げます。お酒を飲んだ状態でランニングをすれば、心拍数が上がり心臓に大きな負担をかけてしまいます。(参考:飲酒後のランニングは危険!?何時間あければ大丈夫?)
転んで怪我するから
お酒を飲んだ後に走ると、血液の循環は促進され、体内のアルコールは回りやすくなります。酔っぱらえばフラフラし、バランスを保つことは困難になります。そのような状態でランニングをしたら、転倒して怪我をする恐れがあります。(参考:お酒を飲んだ後のランニングが危ない理由!飲酒後何時間空ければ良い?)
睡眠障害をおこすから
浅い眠りと深い眠りが交互に繰り返されるのが良質な睡眠。お酒が入るとアルコールを分解するため身体が活動状態になってしまい、深い眠りが減少します。
浅い眠りが続いてしまうと、脳や身体をしっかりと休息させられず、ダルさや疲れが残った状態になります。(参考:飲酒後の運動は | 恵比寿EMO治療院)
ビールを飲んだ方が成績が良くなるという意見
暴飲はよくないのは当然として、適量なら飲酒はランナーに良い影響があるという意見も見つけました。
シリアスに走っているランナーの中にはアルコールは身体に悪いと考える人もいるかもしれませんが、アメリカの報告では日常的に飲酒をする人の方が飲酒をしない人より、持久力の指標である最大酸素摂取量(VO2max)が高かったというデータがあります。特に1日あたりの飲酒量がビール中瓶1本分(アルコール20g)程度の人はVO2maxが3ml程度高い値になっていました。これはマラソンのタイムにすると約10分に相当します。また、別の報告によると、特にポリフェノールなどが含まれているワインが良いようです。肺活量が高くなるというデータもあります。私自身も医師になってから本格的に走り出し、多いときは毎日4合程度の飲酒をしてきましたが、年々走力がアップしてきました。(参考:サブスリー医師が語る「ビールで速くなる(?))
Chat GPTの回答は?
上記の情報(知識)を踏まえたうえで、いま流行りの「Chat GPT(GPT-4)」にも質問してみました。その回答がコチラ(下記「Q」が私の質問、「A」がChat GPTの回答をそのまま転記)。
【Q.ランニング前にビールを飲んでも大丈夫ですか?】
A.ビールを飲んでもランニングをすることは可能ですが、お勧めしません。
アルコールは脱水症状を引き起こすため、ランニング前に飲むと水分の欠乏が加速し、熱中症やその他の健康問題を引き起こす可能性があります。また、アルコールは血管を拡張させ、血圧を下げるため、運動中に血圧が低下することがあり、めまいや倒れるなどの危険性があります。
ランニング前には十分な水分を補給し、体に必要な栄養素を摂取することが重要です。アルコールの代わりに、水やスポーツドリンク、果物や炭水化物を含む軽食を摂取することをお勧めします。
【Q.ではランニングの「前日」に飲んでも大丈夫ですか?】
A.ランニング前日にビールを飲むことは、運動パフォーマンスに影響を与える可能性があります。アルコールは脱水症状を引き起こし、ランニング中に体の水分量が低下することで、疲労が早く訪れたり、筋肉の収縮能力が低下する可能性があります。
また、アルコールは身体をリラックスさせる効果があり、睡眠の質を低下させることがあります。良質な睡眠は運動パフォーマンスにとって非常に重要であるため、ランニング前日にアルコールを飲むことはお勧めできません。
ランニング前日は、十分な水分と栄養素を摂取し、十分な睡眠を確保することをお勧めします。これにより、体の準備が整い、最高のパフォーマンスを発揮することができます。
【Q.ビールを飲んで成績が良くなる可能性はないのですか?】
A.ビールを飲んで成績が良くなる可能性は非常に低いです。アルコールは身体をリラックスさせる効果があり、運動パフォーマンスを低下させる可能性があるため、スポーツや運動前には避けるべきです。
また、アルコールは脱水症状を引き起こすため、運動中に体内の水分量が低下し、疲労が早く訪れたり、筋肉の収縮能力が低下する可能性があります。これらの影響により、成績が悪化する可能性があります。
運動前には、十分な水分と栄養素を摂取し、アルコールを避けることをお勧めします。これにより、体の準備が整い、最高のパフォーマンスを発揮することができます。
【Q.ランニング前にビールを飲むのを控えた方が良いのなら、何日前から控えた方が良いですか?】
A.ランニングや運動をする前には、アルコールの影響を避けるために、適切な期間を設けることがお勧めです。一般的には、ランニングや運動の前日にはアルコールを控えることが望ましいです。
アルコールは身体をリラックスさせ、睡眠の質を低下させるため、ランニングや運動の前日に飲むと、疲労感や体力低下の原因になる可能性があります。また、アルコールは脱水症状を引き起こすため、ランニングや運動中に水分の不足が起こり、パフォーマンスが低下する可能性があります。
一般的には、運動の前日にはアルコールを控え、水分を十分に摂取し、良質な睡眠を確保することをお勧めします。これにより、体の準備が整い、最高のパフォーマンスを発揮することができます。
【Q.2~3日前でなく、前日から控えればよいのですね?】
A.はい、一般的には、ランニングや運動の前日にアルコールを控えることをお勧めします。これにより、アルコールの影響を避けることができます。運動の前日にアルコールを控えることで、十分な水分を摂取し、良質な睡眠を確保することができ、最高のパフォーマンスを発揮することができます。また、アルコールは身体をリラックスさせ、運動パフォーマンスを低下させる可能性があるため、運動前には控えることが望ましいです。
禁酒する期間に違いはありますが、ネットで拾い集めた情報(知識)と、Chat GPTの回答はほぼ共通してますね。
今週のランニングの内容と、今月の累計走行距離
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【5/1】
時間:午前6:01~午前6:44(42分40秒)
距離:7.75km
平均速度:10.9km/h
平均ペース:05’30”/km
【5/2】
時間:午前6:03~午前6:54(51分10秒)
距離:9.33km
平均速度:10.9km/h
平均ペース:05’29”/km
【5/3】
時間:午前6:03~午前6:54(51分05秒)
距離:9.23km
平均速度:10.8km/h
平均ペース:05’31”/km
【5/4】
時間:午前6:02~午前6:38(36分45秒)
距離:6.66km
平均速度:10.8km/h
平均ペース:05’30”/km
【5/5】
時間:午前6:03~午前6:27(23分52秒)
距離:4.08km
平均速度:10.2km/h
平均ペース:05’51”/km
【5/6】
時間:午前5:20~午前6:35(1時間14分56秒)
距離:13.48km
平均速度:10.7km/h
平均ペース:05’33”/km
①今月の累計走行距離:50.53km←先月の月間走行距離(140.85km)まであと90.32km
②今月の累計走行時間:4時間40分28秒(4.67444時間)
③今月の平均速度(①÷②):10.8km/h
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