ランニング(ジョギング)を4か月ぶりに再開して1週間が経ちました。
4か月のブランクを1週間で取り戻そうとは全く思っていません。
でも、このブランクで完全に「初心者」に戻った体力に、我ながらガックリしています。
町内(2.5kmほど)をまわるだけで精一杯です。
足が上がらず、何の段差もないところで、つまずいたりすることもあります。
何も焦る必要はありません。
でも、「足が上がらない」なんて100kmを走った経験がある身としてはやっぱりショックです。
そんな時、目にしたのが『「ランジLover」になってハーフマラソンに参戦!』という記事。
以下、抜粋です。
皆さんこんにちは! 「3時間30分への挑戦」だなんて、心に秘めているつもりだったのに、畏れ多くもRUNNETで公言することになってしまい、ちょっとおよび腰のフリーライター、岩谷隆志です。
さて、前回はフルのタイム短縮に効果がありそうな「5kmタイム計測走」を紹介しましたが、週1で継続しようとしていたその矢先、なんと左足親指の爪下血腫(そうかけっしゅ)が悪化し、まともに走れなくなってしまったのです。ジョグなら大丈夫かな…… と走ってみるも再び悪化の繰り返し。実は、昨年11月のつくばで14年ぶりの自己ベスト(3時間39分34秒)を出して以降、この2カ月、身体のあちこちに違和感があり、軽めのジョグしかできず月間走行距離もガタ落ちでした。
私が一番恐れているのは、ケガの悪化で走れなくなること。これだけは避けたいと、無理して走るのだけは厳禁と決めています。というのも、5年ほど前に変形性足関節症(足首の骨が変形)を発症し、骨を削る手術を受け、約1年半まったく走れなかったという苦い経験があるからです。体重は10kg以上増え、元々がサブフォー程度の走力ですから、手術後は走力も激落ちし、まさにゼロからのスタートでした。コラムのタイトルで“再出発”と謳っているのはそういう理由です。
ただ、2月18日は「リバーサイドさかえドラムマラソン」(※ハーフマラソン/千葉県栄町)にエントリーしていました。以前の私なら「まあしょうがない」で終わってしまっていたところですが、サブ3.5を公言してしまった手前、開き直るわけにはいきません。
「そうだ筋トレ、やろう。」
というわけで取り入れたのが「ランジ」です。参考にしたのはランナーズ2023年12月号の「殻を破りたいなら“ランジLover”になろう!!」。
ランジとは、片方の足を大きく前に踏み出し、ひざの角度が90度になるように着地をする。そして、1、2、3、4、5と数えたら、今度は反対の足を踏み出し、繰り返し進んでいくというもの。言葉で言うと簡単ですが、これがやってみるとさあ大変! 一歩踏み出しただけで、もうグラグラ! よっこらしょっと反対の足を踏み出したら筋肉プルプル。10歩進んだ時にはもうヘロヘロになるありさまです。
谷本道哉先生(12月号に登場。NHK『みんなで筋肉体操』でおなじみ)の「浅いランジは浅はかなランジ」の名言(?)を心に言い聞かせ、「キツくても~、辛くない!」と頑張ったところ、翌朝目覚めたら股関節周りが何やら尋常じゃない感じなのです。ハリー杉山さんも「今まで経験したことのない筋肉痛が襲いかかってきた!」と言っていましたが、まさにその通り! でも、股関節、特に腸腰筋に刺激が入ったというか、ランジ直後に軽く走ってみたら、疲労困憊の反面、何となく股関節を使い、脚が前の方で回転できている感じがつかめました。
ランジの成果は……? いざ実戦
こうしてランジをやりつつ、爪の症状はハーフマラソン直前の3日間完全休養を経てどうにか走れそうな感じにはなりました。今回のハーフ出走のテーマは、サブ3.5のペース(キロ5分切り)でどこまで行けるのかということ。爪が痛くなったらペースダウンもやむなしだけど、行けるところまで行ってみようと臨みました。
その結果は、意外にも走れて1時間45分10秒。後半はペースアップでき、手術後のハーフの自己ベスト(1時間47分16秒/2023手賀沼エコ)も更新できました。今回のコースは実測値が21.28kmとのことなので、サブ3.5の平均ペース、4分58秒/km以上で走れたことになります。
今回は出走も危うい状態でしたが、思った以上に走れたのは、わずかばかりですが、ランジをやった効果なのかなというのが実感です。逆に言うと、股関節周りを使った走り方が今まではいかにできていなかったのか、ということかもしれません。
谷本先生はおっしゃいます。
「ランナーの皆さんは筋トレよりも、外を走るのが好きだから、ランニングの途中にちょっと筋トレをやるなら『ランジウォーク(ランジをしながら前に進む)』がおすすめです」
はい、その通りです! 家で筋トレしようとしても、ぜんぜん続かないのはこの私です。「ランナーとしてのレベルが上がった」というハリーさんの言葉を信じて、これからもランジウォーク、続けるぞ!
「足が上がらない」のは股関節が固まったのが原因かも?という仮説のもと、
- ①ウォーミングアップ時、
- ②走るのがキツイと感じる上り坂の途中、
- ③走り終わった後のクールダウン時
に、ストレッチ効果と筋トレ効果が同時に得られる「ランジウォーク」で股関節周りに刺激を与えています。
まだ、始めたばかりなのでその効果は感じてませんが、上で紹介した記事の内容を励みに続けてみようと思います。
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